薬剤師が足りない?〜薬剤師の偏在解消のために〜

皆さんは、「薬剤師が不足している」と言われてピンとくるでしょうか?
都市部で働いている方は特に、実感がないかもしれません。
逆に、地方で働いている方は、少なからず納得できる人もいるでしょう。
このように今、薬剤師の偏在が問題となっています。
ここでは、薬剤師の偏在の今について、考えてみたいと思います。

薬剤師の偏在について

薬剤師が偏差していると聞いて、ピンとくる人もいればそうでない人もいるでしょう。
では、実際にどれくらい偏在しているのでしょうか?

 

薬剤師の偏在は、医師の偏在と似たような分布になっています。
簡単に言えば、薬剤師は都市圏で多く、地方で少ないというのが現状です。
しかしながら、人口の少ない地域ではその偏在は医師の偏在よりも強くなります。
つまり、医師は存在するが、薬局薬剤師が存在しないという町村が数多くあるのです。

 

このように、都市圏で働いている薬剤師が多く、地方での薬局薬剤師の数が少ないのが現状です。

 

しかしながら、都市圏で働いている方も就職に困った記憶がないのではないでしょうか。
それは、調査薬局やドラッグストアでの新規出店ラッシュが未だに続いており、人材不足の状況にあるからです。
ただ、今後、新規出店ラッシュが落ち着いてくると、都市圏での就職が難しくなる事が予想されます。

 

そのため、今、都市圏で就職や転職先に困っていない方も、今後はどうなるか分かりません。
それと同時に、地方での求人は今後も増える事が考えられ、就職、転職先に困る事がないと予想されます。

 

地方の方が好条件?

これまで、地方での薬剤師の数が足りないというお話をしてきました。
しかしながら、薬剤師の条件は地方の方が良いと言われています。
この事実に違和感を覚えますよね?
実際、地方において、薬剤師の条件はどうなっているのか、ご説明しましょう。

 

まず、平成27年度の薬剤師の平均年収についてご紹介したいと思います。
東京都では522万円、大阪府では495万円となっています。
それに対し、全国1位の福岡県では658万円、2位の秋田県では651万円となっています。
つまり、東京や大阪と地方では、100万円以上平均年収が異なるのです。
このように高収入が期待できる事だけが、地方で働くメリットではありません。

 

高収入の他にも、家賃補助の充実や物価の安さも地方で働くメリットです。
都心と同じ家賃のアパートを借りても、部屋の数が2つ、3つ増える程、地方の物価は安くなっています。
その上、家賃補助も充実しているので、家賃にかかるお金は限りなく少なく、負担になりません。
また、地元で採れた野菜なども多く、食料品の物価も安いことも魅力となっています。

 

このように、地方で働くと、高収入なのに、生活費が安くなり、自由に使えるお金や貯金が増えていきます。
お金を貯めて旅行に行きたいなど、お金を貯める目的がある方には、地方での就職は魅力的かもしれませんね。

 

また、地方で働く事で、やりがいを感じられる事も魅力の1つです。
都市圏に比べて、薬剤師の数が少ないため、患者さんと接する機会や患者さんに頼りにされる事が増えます。
そのため、薬剤師として社会に貢献していることが実感でき、やりがいが感じられます。
患者さんにともっと接したいと考えている方には、地方での就職もアリかもしれませんね。

 

地方で働くという事は、高収入が得られるだけではなく、やりがいも感じられます。
今の仕事の給与に不満を抱いている方や、やりがいを感じられない方は、地方転職を考えてみてはいかがでしょうか。

 

地方で働くデメリットは?

地方で働く事に魅力を感じる一方、地方で働くデメリットが気になる方もいるのではないでしょうか。
そこで次は、地方で働くデメリットについてご紹介したいと思います。

 

1つ目は利便性の悪さです。
都市圏と違い、電車やバスといった公共交通機関の充実が悪く、多くの方が自動車で移動しています。
これは、どの程度の地方に行くか、という事にもよりますが、やはり地方で働くとなれば、運転免許証が必須となるでしょう。
車が好きな方は、車を乗る機会がたくさんあり魅力的かもしれませんが、車の運転が苦手な方にとっては、デメリットとなりますよね。

 

2つ目は教育や研修制度が整っていない事です。
地方であっても、大手チェーンであれば問題ありませんが、個人経営の薬局などでは、教育・研修制度が充実していないのが現状です。
そのため、首都圏で十分な教育を受け「地方の薬剤師の教育を充実させたい」という方にはおすすめです。
しかし、「薬剤師になりたてで、しっかりした教育を受けたい」という方や「将来、薬剤師としてキャリアアップを目指したい」という方には、あまりおすすめできません。

 

3つ目は慣れない環境での生活に対するストレスがあるという事です。
地方へ転職した際には、当然ですが、周りに知り合いがいない状況となります。
何かあっても相談する相手や愚痴を聞いてもらう相手がいない事は、ストレスになりますよね。
慣れない生活に寂しさを感じてしまう日もあるでしょう。

 

また、地方独特の近隣住民との付き合いに、ストレスを感じてしまう可能性があります。
放っておいて欲しいのに話しかけてこられるなど、都市圏ではない独特な人付き合いに煩わしさを感じてしまうかもしれません。

 

このように、地方で働く事にはデメリットもあります。
とはいえ、地方にもよりますが、以前と比べると交通事情も発展し、生活していく上で不便さを感じないところも多くなってきています。
車が好きな方や、都会の謙遜を離れたい方など、地方で働くデメリットをあまり感じないという方は、地方で働く事を考えてみてはいかがでしょうか。

 

薬剤師として地方で働くために

これまで、薬剤師の偏在と地方における薬剤師の条件についてお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。
「地方転職もありかもしれない」と、思った方も多いはすです。
そのような方は思いたったが吉日、転職サイトへ登録してみてはいかがでしょうか。
転職サイトで労働条件や給与などを絞ってみる事で、より地方転職が魅力的に感じられるかもしれませんよ。

 

その際には、どの転職サイトに登録するかも重要ですよね。
「マイナビ薬剤師」や「薬キャリ」は地方での求人も数多く掲載している為、おすすめです。
また、「リクナビ薬剤師」は年収アップを狙う方におすすめです。
働き方を考えたいという方には「ファルマスタッフ」が良いかもしれません。

 

「高収入を得たい」など、地方転職するきっかけはどのようなものであっても、その転職が、その地方の医療を支える事につながるのですから、素敵ですよね。
地方にとっても、あなたにとってもメリットある地方転職に少しでも魅力を感じたなら、まずは転職サイトへ登録してみてください。
そのワンクリックが、将来の地方の医療を支える事につながるかもしれません。

 

まとめ

今回は、薬剤師の偏在と地方転職についてお話ししてきました。
地方転職に魅力を感じた方はぜひ、転職サイトへ登録してみてはいかがでしょうか。
皆さんが決めた地方転職が、その地方の医療を支える事につながるかもしれません。
きっかけは高収入であっても、薬剤師不足の今、ひたむきな仕事は多くの人々に喜ばれます。
高収入とやりがいが得られる地方転職について、一度考えてみてはいかがでしょうか。